井上尚弥の次戦相手のカシメロとは?

井上尚弥選手の次戦相手のカシメロとは?

■ カシメロ戦績など。。

本名、。ジョンリエル カシメロ

身長。。163センチ

出身国。。フィリピン

階級。。バンタム級

誕生日、。1989年 2月 13日


試合数。。33戦

勝ち。。29勝

KO。。20KO

負け。。4敗

■ タイトル等。。

WBO世界ライトフライ級暫定王者

IBF世界ライトフライ級王者

IBF世界フライ級王者

WBO世界バンタム級暫定王者

WBO世界バンタム級王者

■ カシメロのボクシングスタイル

見ての通りに、上半身の筋肉がかなり発達した体型である。

ゆえに、上半身のパワーを生かしたボクシングを展開している。

つまり、接近戦からの左右のフックに自信があり、そのパンチでKOを量産している試合が多数ある。

さらに、アッパーも使い、意外と身体が柔らかく、ディフェンス技術にもたけている印象がある。。

2019年8月24日に、フィリピンのマニラで行われた、セザール ラミレスとの間で行われた、WBOバンタム級暫定王座世界戦では、攻撃面もさることながら、ディフェンス技術も技術的に優れている印象を受けた。

スウェーバックダッキングを巧みに使い、ガードも固く、時折、サウスポースタイルも披露して、パワー面のみならずテクニシャンなボクサーである。。

パンチとしては、ストレート系よりは、フックやアッパーを好んで使うタイプである。
やや、荒っぽい印象も受けるが、細かいパンチも接近戦で使用している。

非常に優れたボクサーであるいう印象を受ける。

井上尚弥との相性は?


やってみないとわからないが、井上尚弥選手は、若干の距離感からのジャブやストレートがとても有効な選手である。

対して、カシメロ選手は、接近戦からの攻撃が得意である。

先日、井上尚弥選手が対戦した、ドネア選手と似たようなスタイルかもしれないと思われる。

ただ、ドネア選手は、フェザー級から階級を下げてきた選手であり、対してカシメロ選手は、ライトフライ級から上げてきた選手である。

この違いは、大きいのではないかと思われる。

なぜなら、ドネア選手は、井上尚弥選手のパンチにより、ダウンするまでのダメージはあまり受けていない。

それは、上の階級のパンチに慣れていたからとも言えると思われる。

対して、カシメロ選手はたしかにパンチ力はあるが、井上尚弥選手のパンチは、バンタム級の2階級上ぐらいのパワーがあると言われている。

更に、井上尚弥選手は、フェザー級を経験しているドネア選手と互角に戦っている。

この点において、井上尚弥選手が有利なのではないか、思われる。

■ カシメロ選手の勝算。。

しかしながら、カシメロ選手は、井上尚弥選手には、欠点があると言っている。

それはつまり、ディフェンスである。

確かに、カシメロ選手の方が、ディフェンス技術に多様なバリエーションがある。

しかしながら、そのディフェンス技術が井上尚弥選手のパワーとタイミングを防ぎ切れるかどうかは、未知数である。

そういうこともあり、もし次戦で対決するならば、井上尚弥選手が有利ということになるであろう。


ボクシングマガジン 2019年 11 月号 [雑誌]

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