ネリ選手またもや計量オーバー!試合中止、何故?
ネリ選手の計量オーバーについて
先日、WBC世界バンタム級タイトルマッチ挑戦者決定戦に向けての、前日計量が行われました。前IBF王者エマニエル ロドリゲス選手と、元WBC王者ルイス ネリ選手が計量を行なった際、ネリ選手は、1ポンドオーバーの再計量になりました。
しかし、ネリ選手陣営は、再計量のための減量を放棄して、ロドリゲス選手陣営に違約金を払うことでの契約ウェイトを設定して試合を行うように提案しました。
ロドリゲス選手陣営は、これを拒否し、試合は中止となりました。
■ 計量オーバーの理由は?
ネリ選手は、以前の試合にも計量オーバーをしてしまう失態をおかしており、その反省として栄養士を雇い、体重管理をしていたはずでしたが、今回も同じ失敗をしてしまいました。
理由は、計量の前日の夜に、エナジードリンクを飲んでしまったようです。
我慢できなかったのか、意図があったかはわかりませんが、エナジードリンクが原因だそうです。
■ これが初めてではない。
以前に、WBCバンタム級タイトルマッチの際、山中慎介選手とのリマッチでも、計量オーバーをしてしまう失態をしています。
その時は、5ポンドもオーバーしました。
しかし、タイトルは取り外して、契約試合を行いました。
さらに、ドーピングでも引っかかってしまったこともあります。
●ネリ選手の計量オーバーの動画●
■ 計量オーバーに対する罰則は?
日本ボクシングコミッションにおいては、6ヶ月の試合禁止の罰則があり、さらに、ネリ選手に対しては、国内における試合を無期限停止となっているようです。
しかし、国際的なボクシングコミッションでは、ファイトマネーの10パーセントの違約金の支払い以外は、特に決められてはいないようです。
なので、このような考えの選手が今後出てくる可能性は大いにあると思われます。