井岡一翔vsシントロン 世界戦レビュー
井岡一翔 WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ感想
■ スタイルを変えた戦い方。。
今回、全体的に印象的だったのは、井岡一翔選手のボクシングスタイルが以前とは
かなり変化していたことである。
勿論、リーチや身長で10センチも差があるシントロンが相手であるとはいえ、
ガードを脇をあけて、攻撃力重視のスタイルに徹していたように思える。
そのために、多少の被弾は構わないという考え方だったと思う。
それと、30才という年齢も大きい要因であると思う。
以前、元バンタム級の世界王者の長谷川穂積氏も30才を超えた頃から、戦い方が
大きく変わったように、この年齢による戦い方
の変化はある意味自然であると言える。
■ ボディ攻撃。。
これは、身長差により、自然なことである。
シントロン選手の左は、警戒するべきであるも、さほどの威力が感じられない
ためか、被弾をあまり意識せずの攻撃であったように思える。
■ 10、11ラウンドのテープ巻き。。
これは、シントロン選手陣営の意図的な時間稼ぎであるように思える。
ダメージを抜くためであろう。
シントロン選手も、その間かなり呼吸を整えていたようすである。
■ 全体的には。。
もし、シントロン選手の左ストレートにもう少しパワーがあれば、展開は
変わっていたであろう。。
今回は、これで良かったのではないか。。と思われる。。
ただ、次回の試合はKOを見せないといけないのでは、とも思われる、。